【中日新聞杯】中京芝の鬼 ヤマニンサルバムがV 最後踏ん張り当地6戦で最多タイ5勝
2023年12月10日 04:46
競馬
初コンビだった前走は逃げ切りで制したが、今回は好位の内に控える形。「返し馬で前走より体が起きていて、いい感じでした。ハナにはこだわらず、ためて行ってもいいかなと」。パートナーの状態をしっかりつかんでレースへ。「前走でサルバムのペースは理解できていた。この馬のリズムで運んで、最後もよく踏ん張ってくれましたね」とパートナーをねぎらった。
管理する中村師は、開業2年目で今夏のレパードSに次ぐJRA重賞2勝目。同馬は3歳時に定年解散した浅見厩舎から引き継いだ。「昨年の冬も良かったし、この時季もいいのかな。左回りは合うし、いい条件だったと思う」。全6勝を左回りで挙げ、当地で5勝。12年以降の新装・中京で平地芝レース5勝は最多勝利。「来年はさらに大きいところを狙いたいですね」。若きトレーナーは飛躍を誓った。
ヤマニンサルバム 父イスラボニータ 母ヤマニンエマイユ(母の父ホワイトマズル)19年4月9日生まれ 牡4歳 栗東・中村厩舎所属 馬主・土井肇氏 生産者・北海道新冠町の錦岡牧場 戦績20戦6勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億5232万3000円。馬名の由来は冠名+即興演奏(ラテン語)。