4日目11Rは田中辰彦(37=広島)が気迫の走りで勝負駆けに成功した。4号艇ということで「伸びを意識した」ペラ調整で臨み、道中は妹尾忠幸との2着争いに。2周1マークの差しが届いて得点率を6・00として、3日目の22位タイから準優勝戦出場圏内の16位へと浮上した。ペラを叩いた効果は「グリップも上向き、バランスが取れて良くなりました」と相乗効果もあった。20年2月の中国地区選手権、22年4月の68周年、そして今回とG1での準優勝戦進出は全て、この宮島。茅原悠紀ら骨太の面々と相対する6号艇のセミファイナル10Rで波乱を呼び、一つ上のステージに進むことができるか。