【浦和・桜花賞】プリンセスアリーまず1冠!今月末で定年引退の岡田師が有終の美
2024年03月28日 05:00
競馬
「先生の最後の重賞ということで期するものがあった」と打ち明けた森。その言葉通り、プリンセスアリーをこん身の手綱で桜の女王に導いた。好スタートを決めて4番手のインを確保。勝負どころの3コーナーも内ラチ沿いをそつなくさばく。直線、残り100メートルで逃げ粘るミチノアンジュをかわすと、外から迫るパペッティアを1馬身抑えてゴールを駆け抜けた。「内枠を生かし切ったいい競馬ができた。先生には駆け出しの頃からたくさんいい馬に乗せてもらったし、ドラマのような結果でうれしい」と笑顔で振り返った。
「小柄だけど芯がある。体も成長しそうだし、楽しみが広がる」と森は将来性に太鼓判を押した。今後は未定だが、新天地でさらなる成長を遂げて女王の座を守り抜く。
◆プリンセスアリー 父キズナ 母ホワイトフローラ(母の父)スズカフェニックス 牝3歳 浦和・岡田一男厩舎 馬主・ライフエンタープライズ(株) 生産者・北海道浦河町の宮内牧場 戦績6戦4勝 総獲得賞金3340万円。