【川崎競輪 G3桜花賞・海老澤清杯】嘉永泰斗が3度目のG3制覇 今年は飛躍の年に

2024年04月07日 18:40

競輪

【川崎競輪 G3桜花賞・海老澤清杯】嘉永泰斗が3度目のG3制覇 今年は飛躍の年に
川崎記念で優勝した嘉永泰斗                                Photo By スポニチ
 嘉永泰斗(26=熊本・113期)が昨年5月の函館記念以来、3度目のG3優勝を飾った。
 レースは山田がスタート。古性―山田―郡司―佐々木―嘉永―松岡―新山―佐藤―松本で周回。赤板から嘉永―松岡が上昇すると郡司―佐々木が抑えて前へ。打鐘で新山―佐藤―松本が仕掛ける。

 郡司は松本と絡むが松本が3番手確保。新山―佐藤―松本―郡司―佐々木で最終周へ。

 最終H6番手から嘉永―松岡がスピード良く浮上。嘉永は佐藤のブロックを受けるが乗り越え、直線で伸びて優勝。嘉永―松岡に続いた古性―山田が直線で迫り、山田が2着。

 嘉永は「(決勝は)想定内の展開の一つだった。新山さんの後ろ攻めもあると思い、焦らずに動けた。決勝は重かったけど今回は日に日に良くなっていた。佐藤さんに、いいけん制をもらいながらも何とか乗り越えられて良かった。(優勝は)うれしいです」と喜びながらレースを振り返った。

 昨年の嘉永は3月の別府ウィナーズカップで決勝進出。5月の函館記念優勝と年間を通して上昇。今年の飛躍が期待される1人だ。

 「今年の目標はG1の決勝戦に乗ること。決勝戦に乗れば次(優勝)につながる。次のG1のダービー(4月30日~5月5月)に向けてしっかり練習します」

 郡司、古性、新山らを破る価値ある優勝。今後のビッグ戦線でも注目を集めるはずだ。

 ◇嘉永 泰斗(かなが・たいと)1998年3月23日生まれ、熊本県玉名市出身の26歳。九州学院高卒。18年7月プロデビュー。通算393戦172勝。1メートル75、80キロ。血液型O。師匠は倉岡慎太郎(59期)。

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