2月の全日本選抜の最終日に誘導員早期追い抜きで失格となり、4カ月ぶりの実戦となった新田祐大(38=福島・90期)が先勝。打鐘過ぎから先頭に立つと、そのまま別線を寄せ付けなかった。新田は「残り1周半くらいで出られても仕方がないと思って行った。先輩たちに作戦を含めてアドバイスをもらい、離れた期間のギャップを感じた。先輩たちに頭脳になってもらえた。踏み切れたし、要所でも踏めて悪くないスタート」とホッとした様子で話した。
ゴール後は“新田~”、“おかえり~”と大声援が飛んでいた。「申し訳ないと思うくらい声援をもらった。あのレースで車券を買っていた人たちからすれば“何やってんだ”と思う。たぶん今日は、その時に買っている人もいる中であの声援。お客さんに背中を押してもらえたし、いい走りができるように頑張らないといけない」とまっすぐ前を見て話した。