【競輪コラム】パリ五輪目前 今回こそ自転車競技トラック種目で悲願の金メダルを

2024年07月23日 04:30

競輪

【競輪コラム】パリ五輪目前 今回こそ自転車競技トラック種目で悲願の金メダルを
昨年のガールズグランプリを制した佐藤水菜 Photo By スポニチ
 パリ五輪開幕が間近と迫った。長年の夢である競輪選手の金メダル獲得。前回の東京五輪ではかなり期待されたが、残念ながらメダル獲得すらかなわなかった。今回こそ何としても達成してほしい。
 3年の間に自転車競技トラック種目の日本代表選手はガラッと様変わりした。パリ五輪の男子スプリントは小原佑太(28=青森)、太田海也(24=岡山)、男子ケイリンは太田と中野慎詞(25=岩手)。女子スプリントとケイリンは太田りゆ(29=埼玉)と佐藤水菜(25=神奈川)が出場予定となっている。5人とも五輪初出場。中でもメダルに最も近いと言われているのが佐藤だ。21、22年の世界選手権の女子ケイリンで銀メダルを獲得している。

 男子では太田海が今年のネーションズカップ第2戦でケイリンとスプリントで金メダルと頭角を現した。中野も昨年の世界選手権の男子ケイリンで銅メダルを獲得と実力は引けを取らない。

 五輪の自転車競技で競輪選手がメダルを獲得したのは3回ある。1996年アトランタ五輪の1000メートルタイムトライアルで十文字貴信が銅メダル。04年アテネで男子チームスプリントで長塚智広、伏見俊昭、井上昌己が銀メダル、08年北京の男子ケイリンで永井清文が銅メダルに輝いた。十文字と永井は五輪の個人種目でメダルを獲得したことで、その年の末に行われたKEIRINグランプリ(GP)に出場できた。

 今回は規定が変わり、男女ともにパリ五輪ケイリンの金メダル獲得者しかGPに出場できない。なぜかスプリントで金メダルを獲ってもGP出場権が与えられない。メダルラッシュでGP出場枠が減ることを危惧したのだろうか。

 自転車競技トラック種目は8月6日から。女子ケイリン決勝は8月9日、男子スプリント決勝は8月10日、男子ケイリンと女子スプリント決勝は8月11日(いずれも日本時間)に行われる。最高の結果が届くことを信じている。(亀田 克也)

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