【競輪コラム】パリ五輪目前 今回こそ自転車競技トラック種目で悲願の金メダルを
2024年07月23日 04:30
競輪
男子では太田海が今年のネーションズカップ第2戦でケイリンとスプリントで金メダルと頭角を現した。中野も昨年の世界選手権の男子ケイリンで銅メダルを獲得と実力は引けを取らない。
五輪の自転車競技で競輪選手がメダルを獲得したのは3回ある。1996年アトランタ五輪の1000メートルタイムトライアルで十文字貴信が銅メダル。04年アテネで男子チームスプリントで長塚智広、伏見俊昭、井上昌己が銀メダル、08年北京の男子ケイリンで永井清文が銅メダルに輝いた。十文字と永井は五輪の個人種目でメダルを獲得したことで、その年の末に行われたKEIRINグランプリ(GP)に出場できた。
今回は規定が変わり、男女ともにパリ五輪ケイリンの金メダル獲得者しかGPに出場できない。なぜかスプリントで金メダルを獲ってもGP出場権が与えられない。メダルラッシュでGP出場枠が減ることを危惧したのだろうか。
自転車競技トラック種目は8月6日から。女子ケイリン決勝は8月9日、男子スプリント決勝は8月10日、男子ケイリンと女子スプリント決勝は8月11日(いずれも日本時間)に行われる。最高の結果が届くことを信じている。(亀田 克也)