【福井競輪 G3不死鳥杯 決勝戦】脇本雄太 弟・勇希の番手から地元記念6V「いい経験に」
2024年07月23日 18:14
競輪
近畿5人は脇本勇-脇本雄-稲川-東口-藤井昭で並んだ。残り2周で脇本勇が突っ張るが、新山が強烈ダッシュで近畿勢を叩く。新山が先行態勢になり脇本雄が切り替えて4番手。最終バック3番手から山田庸が捲り、合わせて脇本雄が踏み込む。一気に前団をのみ込んだ。
6度目の福井記念V。終わってみれば完全Vの横綱相撲だった。連日10秒台の上がりタイムを刻んだ。力の違いは明らかだった。
今回は弟との連係で栄冠を得たが、脇本雄はもっと広い視野で地元勢のことを考えている。「後輩たちがしっかり伸びてきている。機会があればサポートしたい」。福井全体を盛り上げていく覚悟を示した。
自身の調子も上がってきた。「前半は状態が悪かったけど徐々に上向いてきた。次のG1オールスターで、しっかり優勝できるように」。言葉に気合を込めた。