【大村ボート SGオーシャンカップ 初日】峰竜太 「海好きの僕のタイトル」譲らない

2024年07月23日 04:40

ボートレース

【大村ボート SGオーシャンカップ 初日】峰竜太 「海好きの僕のタイトル」譲らない
前節優勝、61号機をゲットして好ムードの峰竜太(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 ボートレース大村でナイターSG「オーシャンカップ」が開幕する。
 伝説をつくり続ける男がいる。その名は峰竜太。

 ボートレーサーになる前から荒波にもまれていた。佐賀県立唐津西高校のヨット部に所属し、ユース世界選手権に出場するトップレベルの選手だった。海を愛する峰は、2004年11月にからつでデビューを果たす。1年後の05年11月にからつで初優勝。そこから毎年、優勝回数を増やしていった。強いだけではない。キャラの良さも買われて人気はどんどん上昇する。テレビコマーシャルにも出演したほどだ。

 そして、大舞台でチャンスが訪れる。15年蒲郡でのメモリアル。SGでの優勝戦初となる1号艇を手にし、峰のSG初Vに大きな期待が集まった。イン先マイを果たしたが、篠崎元志の差しが入る。2マークで差し返し、手に汗握るデッドヒート。しかし、ゴール後にガッツポーズをしたのは篠崎。レース後は悔し涙が止まらなかった。

 2年後だ。やはり〝海〟という言葉がピッタリと合う。17年7月まるがめオーシャンカップ。優勝戦1号艇から堂々と押し切り、ついにSG初優勝を達成。そこから得意の波乗りのごとく、スイスイと翌年には最高峰のSGグランプリを制覇したのだ。

 強さ、人気は№1に到達したが、なぜか蒲郡だけは優勝できなかった。昨年10月SGボートレースダービーで重かった扉がついに開く。圧巻の逃げを決めて、24場制覇&通算100Vを達成してみせた。

 「蒲郡でできたことが運命にも思えて、最高の思い出になっています。お客さんが多かったのも余計に感動につながりましたね」

 全国24場制覇という偉業を成し遂げたが、まだまだ戦いは終わっていない。大村への熱い思いを胸の内に秘めている。

 「大村は地元くらいの気持ちがある。(22年の)大村でグランプリを走れなかった思いもあります。オーシャンは海好きの僕のタイトルだと思っています。3つ目の優勝が欲しいですね」

 待望の3度目のオーシャンカップ制覇に向けて、初日12Rドリーム1号艇から最高のスタートを切ってみせる。アロハ!!

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