【アイビスSD】チェイスザドリーム仕上がり万全!夏の快速女王に名乗り
2024年07月25日 05:30
競馬
![【アイビスSD】チェイスザドリーム仕上がり万全!夏の快速女王に名乗り](/gamble/news/2024/07/24/jpeg/20240724s10004000438000p_view.webp)
最終追い切りは坂路単走馬なりで4F53秒7~1F12秒5。時計自体は目立たなかったが、1週前には坂井を背に坂路馬なりで4F49秒1の猛時計を記録するほどで、活気に満ちあふれている。稽古をつけた荒木助手は「先週はしっかりやったので今週はサラッと。できるだけ体力を温存しておきたいので」と1週前に負荷をかけて馬体は仕上がり、万全の調整を施して夏の快速決戦を見据える。
舞台に関しては「1200メートルでも甘くなるところがあるので、適性としては1000メートルがいい。爪に不安があったのでダートに落ち着いていたけど元々、芝の走りも悪くなかった」。陣営も千直の適性に太鼓判を押す。爪の不安要素が解消されて、芝の短距離で覚醒しつつある。
激しい気性ゆえに、昨夏以降は徹底して1000~1200メートルを使われてきた。ただ、近況は変化も表れている。世話役の玉井助手は「以前はパドックからレースが始まっていました。テンションが上がって2人引きじゃないと対応できなかったほど。最近は丸くなってきた。フワッとした部分があったけど直線1000メートルでしまいの脚も悪くなかった。そういうところに気性面の変化が表れていますね」と成長を実感。
冷静さが備わったことで一息入れて、ためるレースができるようになり、成績アップにつながった。仕上がりは万全。重賞でも非凡なスピードを発揮して夏の快速女王に名乗り出る。
《特殊な舞台「新潟芝千直」が得意のロードカナロア産駒》アイビスSDはJRAで唯一、芝直線1000メートルの重賞。特殊な舞台だけに適性がものを言う。チェイスザドリームの父はロードカナロアで産駒は過去10年、千直で種牡馬別トップの14勝。同産駒ジョーカナチャンは20年当レースを制するなど、この舞台で3勝を挙げた。母ゴールドチェイスの父アドマイヤムーンは父として13年当レースを制したハクサンムーン、昨年2着トキメキを出している。チェイスザドリームは初芝の前走韋駄天Sで、いきなり1番人気に支持されたのも納得の配合。千直連勝へ、血の後押しがある。