全日本・小川コーチ分析 万全でなかったアプローチ姿勢
2014年02月13日 05:30
五輪
全日本の小川孝博コーチは「結果は結果だが、選手たちはやれることはやった」と高梨らの戦いを振り返った。
「非常に難しい条件でめまぐるしく風が変わる状況だった」と数値に表れない横風に加え、真横にあるラージヒルの台ではね返った風もジャンプに影響した。「追い風で少し落とされるようになると着地の準備が間に合わなくなる。重心が後ろに引かれたその状態では足が前に出なくなる」とテレマークの入らなかった原因を分析した。
助走速度については「フォクトと高梨の体重(62キロと45キロ)を考えれば時速1キロの違いは想定内」と問題視はしなかった。ただし、「スキーが助走路の側壁にこすったりしていると速度は変わってくる」とアプローチの姿勢が万全ではなかった可能性も指摘した。