金藤のライバル・露エフィモワ ドーピング問題一転 参戦の可能性

2016年08月06日 05:30

五輪

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は4日、ロシアの国家主導のドーピング問題で、違反歴を理由にリオ五輪への出場資格がないと判断された12年ロンドン五輪女子200メートル平泳ぎの銅メダリストで、日本の金藤理絵のライバルでもあるユリア・エフィモワの不服申し立てを一部認める裁定を下したと発表した。一つの違反に対して2度処分する「二重制裁」に当たると判断した。ボートの2選手に対する同様の裁定結果も発表したが、3選手が五輪出場を求めた訴えは退けた。その上で五輪参加の可否を再検討するよう当該の国際競技連盟(IF)に求めた。
 国際水泳連盟と国際ボート連盟は、国際オリンピック委員会(IOC)が示した条件に照らして早急に結論を出すことになるが、あるIOC幹部は「手続きが済めばエフィモワ選手らは五輪に出られるだろう」との認識を示した。IOCは4日にロシア選手団を271人と発表したが、今後、出場を認められる選手が増える可能性が出てきた。

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