20年東京五輪 炎熱マラソン対策は…夜走る?扇風機で冷やす?
2016年08月23日 05:30
五輪
政府は、昨年11月に閣議決定した大会運営に関する基本方針に、暑さ対策を進め「アスリートや観客が過ごしやすい環境を整備する」と明記。東京都も、マラソンコースを中心にさまざまな対策を進め始めている。
通常のアスファルト舗装では、真夏の路面温度が60度に達するが、都は路面の温度上昇を抑える最新の道路舗装「遮熱性舗装」を導入する方針。遮熱性舗装は赤外線を反射させて舗装への蓄熱を防ぐ効果があり、路面温度の上昇を8度ほど抑えることができるという。
都の担当者は「20年は選手、観客に快適な環境で過ごしてもらいたい」と話し、20年までにマラソン全コースを含む計136キロにこの舗装を施す。日陰を多くするために、街路樹の樹形を大きく仕立てる剪定(せんてい)する計画も立てている。