スペイン 就任3日のイエロ新監督でも沈まず!ドローに手応え

2018年06月17日 05:30

サッカー

スペイン 就任3日のイエロ新監督でも沈まず!ドローに手応え
<スペイン・ポルトガル>コケ(右)に指示を送るスペイン代表のイエロ新監督(AP) Photo By AP
 【W杯1次リーグB組   スペイン3―3ポルトガル ( 2018年6月15日    ソチ )】 試合後の会見でイエロ監督は時折笑みを浮かべていた。開幕直前のロペテギ監督解任を経て、試合2日前に急きょチームを率いることになった新指揮官は「選手たちは目標を見失わなかった。とても誇りに思う」とイベリア半島決戦での勇敢な戦いぶりを称えた。
 ゲーム前には空中分解も危惧された。主将のDFセルヒオラモスらRマドリードの7選手は、事前にクラブのペレス会長から監督人事を聞かされていたと報じられた。だが、現役時代のリーダーシップさながらに「我々はW杯で戦いに来たんだ」と強調して雑音を封じ、結束力を強めた。

 時間がほとんどなく「元々のプランに従った」とロペテギ前監督が考えていた先発で臨み、ボール保持率は62%。パス成功数ではポルトガルに350本以上の差をつけた。90分を通して人もボールも効果的に動く攻撃力は揺らがず、多彩な攻めで3ゴールを奪った。

 C・ロナウドの卓越した個人技で3点を失ったが、新指揮官は「彼だったらこういうことは起こり得る」と意に介さず。前回大会はまさかの1次リーグ敗退を喫したが、現欧州王者に一歩も引かない堂々とした姿勢は、2大会ぶりの覇権奪還に期待を抱かせた。

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