【W杯1次L展望E組】カナリア軍団「9」後継者 21歳ジェズス初大舞台へ

2018年06月17日 16:20

サッカー

【W杯1次L展望E組】カナリア軍団「9」後継者 21歳ジェズス初大舞台へ
元ブラジル代表のレジェンド、ロナウド氏から“後継者”に指名されたブラジル代表のガブリエウジェズス(AP) Photo By AP
 【出場国徹底チェック E組】02年W杯日韓大会得点王でブラジルV5の立役者だった怪物ロナウド氏が「昔の自分のよう」と“後継者”に指名したのが、21歳のガブリエウ・ジェズスだ。ロナウド氏以来、ブラジルで長年不在だった本格的な「9番」(センターフォワード)は、南米予選で6得点のエースFWネイマールを上回るチーム最多の7得点。「9番を着た先輩たちがブラジルの歴史を築いてきた。僕も続きたい」と初のW杯へ意気込む。
 加入2年目のマンチェスターCで今季13得点を挙げてプレミアリーグ優勝に貢献。1メートル75と小柄だが、グアルディオラ監督は「特別なゴールへの嗅覚がある」と絶賛する。16年リオ五輪ではネイマールとともに王国に悲願の金メダルをもたらしており、ロシアでもケガ明けのエースの頼もしい相棒となる。

 16年に就任したチチ監督は組織力を注入。DFアウベスの負傷欠場は誤算だが、Rマドリードで欧州CL3連覇に貢献したDFマルセロ、MFカセミロ、同4強のローマGKアリソンら守備陣も個の力は世界屈指だ。

 <スイス>主将のDFリヒトシュタイナーを中心に10試合7失点の堅守が売り。センターバックのシェアは1対1に強く、万能型の22歳アカンジは1月にドルトムントに加入した。09年U―17W杯優勝の「黄金世代」で10番のMFシャカが攻撃の起点。予選チーム最多4得点のFWセフェロビッチの決定力が浮沈の鍵を握る。ペトコビッチ監督が「互いを補える23人を選んだ」と団結力を武器にブラジル以外は混戦のE組突破を目指す。

 <コスタリカ>前回大会の「死のD組」でウルグアイ、イタリアを破り1位突破。初の8強入りを果たした主力は健在だ。4年前の大活躍が認められRマドリード入りしたGKナバスは欧州CL3連覇に貢献。北中米カリブ海最終予選は10試合8失点の堅守を支えた。5バックでゴール前を固め速攻を仕掛けるスタイルは不変。主将で10番のMFルイスは「大変なことだが、前回大会の成績を超えたい」と下克上再現を狙う。

 <セルビア>マンチェスターUのMFマティッチが大黒柱だ。名将モウリーニョ監督が「考えてサッカーができる天才」と絶賛する1メートル94の大型ボランチ。ボール奪取から左足の正確なパスで攻撃の起点になる。欧州予選6得点を挙げた1メートル89のFWミトロビッチ、同7アシストのMFタディッチら攻撃陣も強力。不安材料はナスタシッチが負傷欠場する最終ラインと、昨年11月にコーチから昇格したクルスタイッチ監督の手腕だ。

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