柴崎、ジャイキリ弾再び!日本の“心臓”が3戦連続先発へ

2018年06月28日 05:30

サッカー

柴崎、ジャイキリ弾再び!日本の“心臓”が3戦連続先発へ
笑顔で練習する柴崎(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【W杯1次リーグH組   日本―ポーランド ( 2018年6月28日    ボルゴグラード )】 西野ジャパンの“心臓”が、格上キラーぶりを発揮する。先発が大幅シャッフルされる可能性が高い中で、柴崎は3試合連続でボランチでの先発が濃厚。「そんなにW杯は甘くない。セネガルから勝ち点1を最低限もぎ取ったとプラスに考えて、次の試合も臨みたい」と静かに決戦を見据える。
 攻守に欠かせない逸材だ。コロンビア戦では長短のパスで攻撃のリズムをつくり、セネガル戦では長友へのロングパスで乾の同点弾の起点となった。セネガル戦は日本のボール保持時の走行距離で両チーム最長4・7キロを記録。スペイン紙マルカは同国の複数クラブが興味を示すと報じるなど、世界が熱視線を送る。それでも、柴崎は「自分としては全く満足いくパフォーマンスじゃない。自分に対してもっと要求していきたい」という。欲しいのは目に見えた結果、ゴールだ。

 相手が強ければ強いほど真価を発揮する。ポーランドはH組4チームで唯一のFIFAランク1桁台の8位。既に敗退が決まったが、地力の差は明白だ。柴崎は鹿島時代の16年クラブW杯決勝でRマドリードから2得点。昨年9月にはバルセロナからヘタフェ移籍後初ゴールを決めた。世界の2強から得点を挙げた唯一の日本人としての自負がある。くしくも、クラブW杯決勝で笛を吹いたザンビアのシカズウィ主審はポーランド戦を担当。再び世界に衝撃を与える気配が漂う。

 長短の縦パス、セットプレーを生み出すスパイクへのこだわりは強い。主要メーカーのスパイクを全て自腹で購入して試し履き。その感触を確かめた上でアンブロ製を選び、つま先部分にはカンガルーレザーを用いるなど工夫を凝らしている。神は細部に宿る。柴崎が大胆かつ繊細に、決勝トーナメントへ導く一撃を狙う。

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