鎌田 東京五輪OA急浮上!フランクフルトで定位置確保 進化続ける23歳
2019年09月11日 05:41
サッカー
昨季、期限付き移籍したシントトロイデンで24戦12点とブレーク。3月には“ポスト大迫”を期待されA代表にも初選出された。ボリビア戦では1トップで先発。トップ下が本職だが「2列目の選手が点を取るチーム。1トップには他の役割がある」。ボールを引き出す動き、ゴール前での仕掛けなど存在感を見せた。
前線のOA枠にはA代表でもエースの大迫が最有力候補に挙がる。だがトップ下を本職とし、味方を生かすことも、ゴールハンターと化すこともできる鎌田は森保監督にとっても魅力的な存在。昨年末、欧州視察した際も「頼もしかった」と好印象を持っていた。OA枠でもポスト大迫として期待される。
東京五輪世代のU―22日本代表は11日、北中米遠征から帰国する。6日のメキシコ戦で0―0、9日の米国戦には0―2と完敗。2戦続けて無得点と今後に課題を残した。2列目には久保、堂安らをそろえる東京五輪世代の森保ジャパン。今後の活躍次第で鎌田の存在はさらにクローズアップされそうだ。
◆鎌田 大地(かまだ・だいち)1996年(平8)8月5日生まれ、愛媛県出身の23歳。京都・東山高から15年に鳥栖入りし、同年J1デビュー。16年にはU―23日本代表に選出されたがリオ五輪代表は落選。17年6月にEフランクフルト(ドイツ)に加入し、18年8月にシントトロイデン(ベルギー)に期限付き移籍。今年3月に日本代表に初招集された。国際Aマッチ2試合0得点。1メートル80、72キロ。利き足は右。
▽オーバーエージ 五輪では1チーム登録18人で、年齢制限のない選手(オーバーエージ枠)を3人まで登録できる。16年リオ五輪ではFW興梠、DF塩谷、DF藤春が同枠で出場。20年東京五輪では日本代表FW大迫やMF柴崎、DF吉田らが有力候補として挙がる。また、MF本田は自ら名乗りを上げている。