矢板中央 分析アプリで多田2発!情報意識“共有”で一致団結
2020年01月06日 05:30
サッカー
躍進を支えているのが、2年前から導入したSPLYZA社の分析アプリだ。携帯電話で動画の共有や分析&管理が可能で、相手の動きや自分たちの動きを動画で共有することができるため「ミーティングもスムーズ」(高橋監督)という。今回のチームは移動中のバスの車内でも映像を確認するなどアプリをフル活用。川崎Fの小林に憧れる多田は「ずばぬけた選手はいないけど、チーム力は去年より上回っている」と胸を張った。
栃木県勢は1950年度の宇都宮以来、優勝から遠ざかっている。矢板中央も過去2度の準決勝はいずれも無得点で敗退している。「分析と意識の共有」を徹底し、“無印チーム”が三度目の正直で初の決勝進出を、そして69大会ぶりの栃木県勢の優勝を虎視眈々(たんたん)と狙う。
▽SPLYZA社の分析アプリ 動画を最大限に活用し、分析などを通して選手が主体的に考え、よりスムーズなコミュニケーションを促すツール。特定ユーザーのアカウントと自動的にひも付けができ、選手は自分やチームに関連したプレー動画が一覧で見られる。SPLYZA社のアプリは現在、サッカーほかラグビー、バスケットなど全国310以上のチームが導入。サッカーではC大阪の下部組織、筑波大など多くのチームが使用している。