U23食野 五輪イヤー“1号”も…「大事なのは公式戦」 練習試合5-0で快勝
2020年01月06日 05:30
サッカー
五輪イヤーの“第1号”。ただ、食野にとってその枕ことばはどうでもよかった。「大事なのは公式戦なので。今日取れたことはうれしいけど、次(本番)にフォーカスを当てたい」。連係も、課題も、描く到達点には至っていない。「あと2点くらい取れるチャンスはあった」と貪欲に語った。
唯一の欧州組。つまり、唯一のシーズン中の選手だ。年始に日本に一時帰国。2日間だけ休暇を取ったが、ほぼオフなしで今大会に臨んでいる。加えてスコットランドと真逆の、連日30度超えの暑さ。「きついけど、プロである以上言い訳にしてはいけない」。覚悟をのぞかせる。
練習試合には疲労度の高いMF旗手と、この日合流したばかりのDF町田を除く全フィールド選手が出場。上田、田川(2得点)、小川と前線の選手に次々とゴールが生まれた。それでも「最後の質、決めきるところでは自分を含めてまだまだ」と食野。初戦までのトレーニングは残り3日。細部を詰めていく。