【第98回全国高校サッカー選手権準々決勝 静岡学園4―0徳島市立 ( 2020年1月5日 駒沢 )】
静岡学園が徳島市立を4―0で下し、96年度以来23大会ぶりの4強入りを果たした。FW岩本がハットトリックと大暴れ。守備陣もチーム初の4戦連続無失点で勝利に貢献した。
岩本は1―0の前半22分、左FKを頭でそらして1点目。同40分には鹿島に内定している松村のクロスを再び頭で合わせ「セットプレーで決めれば崩れると思った」と5バックで自陣を固めた相手を翻ろうした。後半30分にも右足でゴールを奪い、ハットトリックを達成。今大会5得点は得点ランクトップタイに並んだ。
「狙えるなら狙いたいけど、得点王を意識できるレベルじゃない」と笑ったが、視線の先にあるのはチームを勝利に導くゴールのみ。「次も空いたらどんどんシュートを打っていきたい」。24年ぶりの頂点へ、再びヒーローになる。