柏・DF大南拓磨 スピード生かし新天地での競争勝ち取る
2020年02月09日 09:00
サッカー
1月のU―23アジア選手権で日本代表は史上初めて1次リーグで敗退した。テレビ観戦した大南は「あの場で悔しい思いを共有できなかったが、そこにいられなかったのは力不足だから。でも、全試合失点したし、まだチームはできていない。チャンスはあると思っている」。五輪代表には欧州組やオーバーエージも入ってくるが、柏でポジションを獲得することが代表への近道と考えている。
双子の兄・良樹は「超大南」の名で芸人として活動している。「夢を懸けてるのは魅力で、僕もそういう環境にいる。お互いに刺激を受けながらやれている」。五輪とテレビ。世界は違うが夢に向かって互いに切磋琢磨(せっさたくま)する。
◆大南 拓磨(おおみなみ・たくま)1997年(平9)12月13日生まれ、愛知県出身の22歳。6歳からサッカーを始め、愛知FCから名古屋FCU―15を経て高校は強豪・鹿児島実へ。小学生の頃はフットサルの名古屋オーシャンズ下部組織でもプレーして技術を磨いた。元々は攻撃的なポジションだったが高校時代にDFに転向、U―18日本代表候補にも選ばれた。卒業後に磐田入り。1メートル84、76キロ。利き足は右。J1では28試合0点。趣味は釣り。