札幌D ピッチ移動トラブルも選手は「すぐ慣れた」、ゴール裏から実況アナ「意外とありかも」

2021年05月19日 21:54

サッカー

札幌D ピッチ移動トラブルも選手は「すぐ慣れた」、ゴール裏から実況アナ「意外とありかも」
<札幌・鹿島>スタンドのファンにあいさつするイレブン(撮影・高橋茂夫) Photo By スポニチ
 【YBCルヴァン杯1次リーグ第6節 A組   札幌0―0鹿島 ( 2021年5月19日    札幌ド )】 ルヴァン杯1次リーグ最終節は19日行われ、札幌―鹿島戦が開催された札幌ドームでは、移動式天然芝「ホヴァリングステージ」に動作トラブルがあり、サッカーピッチが通常とは異なる角度(90度反時計回りに回転した状態)での試合となったが無事終了、0―0で引き分けた。この結果、A組は鹿島が勝ち点12で1位、札幌が同11で2位通過となり、来月のプレーオフステージに駒を進めた。
 試合後、札幌イレブンは場内を周回してあいさつ。鹿島DF永木は、いつもと異なる形状のピッチでサポーターがベンチのすぐ後ろに陣取ったことに「最初は少し違和感ありましたけどすぐに慣れて、サポーターの皆さんも来てくれて一緒に戦えてよかったと思います」と、気にすることはなかった。

 選手らのプレーには大きな問題は見られなかったが、実況席が「ゴール裏」となって通常とは全く違う場所だったことについてCS放送の解説を務めた吉原宏太氏は「僕もすぐ慣れて逆に(自分の目で)縦で見て、モニターで横で見ていろいろ確認ができたりとか。見づらい部分というのはどうしてもありましたけど、逆に選手の(取る)距離や幅が見られてよかった。いい勉強になったなと、面白かったです」と、思わぬメリットがあったことを実感していた。

 実況を行った北海道文化放送の中村剛大アナウンサーは「横の距離感、枠内のシュートの入るる入らない、コーナーキックは見やすかったですね」といい「いつもとは違う視点でサッカーをお届けする形になりました。縦位置、意外とありかもしれないな」と感想を述べていた。

 なお、今回のトラブルによりピッチの見え方が変わるため、札幌は来場の有無にかかわらず、全席払い戻しにすると発表した。

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