新潟・安野フィジカルコーチ フィジカル強度は「去年より上がっている」ケガ人続出も確かな手応え

2024年05月31日 04:33

サッカー

新潟・安野フィジカルコーチ フィジカル強度は「去年より上がっている」ケガ人続出も確かな手応え
選手一人一人の状態を詳細に見る安野コーチ Photo By スポニチ
 J1新潟は30日、聖籠町のアルビレッジで非公開練習を行い、6月1日のアウェー町田戦に備えた。安野フィジカルコーチは今月ケガ人が続出した理由を検証し、再び連戦となる6月で好結果を残そうと、思案を巡らせている。
 苦しい台所事情になった理由はスタッフで検証を重ね、「分からないのは3例くらい」。原因は複合的だが、筋肉系のトラブルが続いたことは、キャンプ後の新潟の気候が影響した可能性がある。

 3月は強風や気温の低さで「しっかりとしたトレーニングを積めなかった」。4月からはタイトな日程での試合が続き、「ちょっとした積み重ねが見えない形だけれど蓄積して、一気に5月の連戦でドンと起きたかもしれない」と推測する。

 ただ、ケガをした選手たちも多くが全体練習後にピッチでリハビリメニューを行うなど、状態は上がりつつある。「今までもケガが多いとか、昔やったもので違和感が出たとか、慎重にやっている選手もいるが、続々と戻ってくると思う。苦しい5月を戦い抜いた選手と一緒になることでもう一つ、二つチーム力が上がると信じている」。今は下位に低迷しているが、復帰が上昇へのきっかけとなりそうだ。

 6月はナイター試合も多く、中2、3日での調整はさらに難しくなる。特に試合に出ていない選手は強度を保つ練習を積めず、ケガをしないためにも「コンディションをどう持っていくかがキーポイント」と話す。

 フィジカル的な強度については「去年よりも上がっている」。フィジカルが強い選手がそろう町田にもひけは取らない。「取り組んできたものに対して自信を持てる状態で送り出したい」と語った。(西巻 賢介)

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