川崎F佐々木旭 「もっと試合に出たい」 横浜戦でプロデビューの大卒新人が誓う突き上げ
2022年02月24日 14:27
サッカー
横浜戦ではDF登里享平(31)に代わって左サイドバックに入った。最初に準備をしていた段階では2―3だったが、実際に入ったタイミングでは2―4の展開。「鬼木さんからも“攻撃でどんどん行け”と言われたとので、特長をしっかり出そうと思ってピッチに入った」。過度な緊張はなかった。
日々の紅白戦では、主力組が相手。相手がリーグ屈指の攻撃の速さを誇る横浜であっても「自分の感覚的には日々の練習の方が速いなと感じた」という。「縦パスを狙ったり裏を狙ったりオーバーラップで行くところだったりは自分の特長。そういったところを少しですけど出せたかなと」。手応えも残った。
両足ともに高い精度を誇り、前線に運ぶ能力や落ちつきでも光る。流通経済大にボランチとして入学した当初は1年生チームで紅白戦にも出られない存在だったが、這い上がった。2年夏のサイドバックへの転向も転機となり、主にセンターバックを務めた最終学年では関東大学1部リーグのMVPに輝いてJクラブから獲得争奪戦の対象となった。
「(川崎Fに)入団した時はスーパーカップから出るイメージでやっていた。Jリーグの開幕戦でも大学の同期が多く試合に出場していたので、すごく悔しい思いをしましたし、自分の中ではちょっと遅いなという感覚がある」。リーグ2試合目のデビューでも、満足感はない。
26日には中2日で敵地の鹿島戦が待つ。負けても下を向いている暇はない。「1年目なのでフレッシュな気持ちで、アグレッシブな動きで、チームを活性化させられると思う。若い選手がどんどん出てくることでチーム内の競争は激しくなってチームがいい方向に向いていくと思うので、若い選手たちがもっともっと頑張れればいい」。自身が突き上げ、チームの歯車を回す。
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