京都GK上福元の一発退場で「DOGSO」がトレンド1位 ネット上では主審の判定に賛否「難しい」
2022年03月05日 16:41
サッカー
だが、この積極的な姿勢が裏目に出てしまう。前半アディショナルタイム、スルーパスによって右サイドを抜け出してきたFW杉本をペナルティーエリアから飛び出し激しいチャージによって止めるとファウルの判定。主審からはイエローカードを提示されたが、ここでVAR判定が入って最終的には主審がオンフィールドレビューで直接確認。すると主審はイエローカードを取り消しレッドカードを提示。京都は残り45分を10人で戦わなければならなくなった。
この判定に対しネット上では「カバーのDF1人いても当然、手は使えないし、ゴールはガラ空きだったので、私はDOGSOの4要件を満たした正しい判定だと思います」「健勇の持ち出しが極端に外に行ってる訳じゃなくて無人のゴールにそのままシュートできたんだからDOGSOでいいでしょ」「DOGSOの4要件は微妙だけど明らかな決定機阻止しなんだからレッドでも驚きはない」「やっぱりゴールがガラ空きの場合はDOGSOの条件に満たされるのではないでしょうか」など主審の判断を支持するコメント。
その一方で「上福元のDOGSOいま見たけどこれはプレーの方向要件をちょっと広く解釈し過ぎじゃないか?」「何とも難しいジャッジのシーンだけどDOGSO要件満たしてたのかなぁ」「これDOGSOは厳しいと思ったなー」「えーボールの方向がゴール向いてないやんけ…あれでDOGSOなん?」など疑問の声も上がった。
非常に意見の分かれるプレーとなったが、磐田や新潟などでプレーしていたMF成岡翔氏(37)は自身のツイッターで「非常に難しいシーンだなぁ。ゴールから少し離れていくようなコントロールだったから尚更ね。ただ接触なければ入れ替わってすぐ無人のゴールへシュートできるような状況だったから、退場に変わったんじゃないか。DOGSOね」と指摘していた。
▼DOGSO(ドグソ)
DOGSOとは「Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity」を略した言葉で、「決定的な得点の機会の阻止」という意味。この用語は2018年の日本サッカー競技規則から登場。DOGSOには下記4つの条件があって、1つでも当てはまらなければDOGSOとはならない。
(1)プレーの方向(攻撃側がゴール方向を向いているか)
(2)反則した場所とゴールまでの距離
(3)守備側競技者の位置を数
(4)ファウルをされなければ攻撃側がボールをキープ、またはコントロールできていた可能性
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