ウクライナ代表ヤルモレンコ 祖国思い涙のゴール「とても感傷的な気持ちになった」
2022年03月14日 19:37
サッカー
チーム復帰後、初の実戦となったアストンビラ戦で後半7分から途中出場。後半25分にパスをペナルティエリア内で受け、振り向きざまに左足でシュートし、ゴール右に決めた。得点後、ヤルモレンコは両手を天にかざし涙を流した。
2―1でウェストハムの勝利に貢献した32歳のウクライナ代表は試合後、「自国の状況を思い、とても感傷的な気持ちになった。毎日ロシア軍がウクライナの人々を殺している。今、サッカーのことを考えるのが難しい」と心境を告白。「この2週間、100%の準備ができていなかった。練習も3~4回しかしていない。2月26日から練習ができなくなった。4日間の休みをもらい、家族とウクライナの人々のことだけを考えていた」と続け、自国に残してきた家族とウクライナの状況を思い、練習ができなかったと明かした。
さらに、「私を日々支えてくれるチームメートに感謝したい。ウェストハムのサポーター、そして英国の人々は私とウクライナの人々を支援してくれている。本当にありがとう」と感謝。「今日の試合がチームにとってどれほど重要かわかっていた。ピッチに全てを捧げようと思っていた」とし、強い決意をもって出場したと語った。