【Jトピ~データで読み解く】名古屋の得点源マテウス 警戒されてもシュート&ラストパス最多

2022年08月10日 05:30

サッカー

【Jトピ~データで読み解く】名古屋の得点源マテウス 警戒されてもシュート&ラストパス最多
直近2試合連続でゴールを決めているマテウス Photo By スポニチ
 J1名古屋の攻撃陣を統率しているのがFWマテウス・カストロ(27)だ。トップでの起用が多い今季は、7得点4アシストとチームの総得点21点の半数に関わっている。自らの得点だけでなく、味方を生かしたプレーでチームの得点源となっている。(記録課)
 名古屋は6日に今季チーム最多の3得点を挙げ、それまで8戦負けなしだった浦和に勝利を収めた。前半27分にはマテウスが相手PA横でボールを受けると、相手DFの股下を通す技ありパス。FW永井につなぎ、MF重広の移籍初ゴールを演出した。前半終了間際にはカウンターから相手ゴール前で永井のパスを受けると、冷静に左足でゴール左隅に流し込んだ。

 マテウスは「J STATS」の数値でも攻撃力の高さ、積極性を示している。シュート63本は全選手最多で枠内シュート率も43%。2位京都FWウタカの54本=枠内率41%、3位広島FW満田の45本=36%と比べても、本数の多さはもちろんのこと、精度の高さを見せている。

 セットプレーのキッカーも務め、5月の京都戦では直接FKで得点を挙げた。FKシュートは最多の18本で、2位の広島MF野津田、札幌DF福森の8本より10本も多い。枠内率50%は5本以上放った8人の中で2番目の高さだ。

 実は自ら得点を狙うだけでなく、味方を生かすプレーも目立つ。「シュートを打った味方選手に出したパス」とするラストパスも44本で全体1位。チームが放ったシュートは227本だが、自身のシュートとラストパスを合わせると実に47%がマテウスから生まれている。他のスタッツでも被タックル89回、被ファウル47回が全選手最多、ドリブルが全体3位の92回と警戒されながらも積極的なプレーを見せている。

 今夏に加入した永井とは好相性で、2トップを組んだ直近2試合は連続でゴール。永井も浦和戦では1得点2アシストと全得点にからむ活躍を見せた。新たな攻撃のオプションが増え、「10番」がさらに輝きを増しそうだ。(データ提供・データスタジアム)

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