【ルヴァン杯 準々決勝第2戦 神戸0-1福岡 ( 2022年8月10日 ベススタ )】
手負いの相手に屈辱の2連敗で、神戸は7大会ぶりのベスト4進出を逃した。複数の新型コロナ陽性者判明で前回3日の対戦ではベンチ入りメンバーが4人しかいかなった福岡だが、この日はさらに1人減って3人。06年にベンチ入りメンバー7人制に改定されて以降は最少人数だったが、神戸は1点も取れなかった。
前半43分、体を入れてボールをタッチライン外に出そうとしてDF槙野智章が、屈強なフィジカルを誇る福岡FWジョン・マリに入れ替わられ、そこから失点。吉田孝行監督は「あのシーンはラインを割ったかどうかを勝手に判断したのが全て。槙野も試合後に謝っていた。今後そういうミスが出てはいけないし、チームへのメッセージにもなった」と話した。逆転突破には2点以上を奪っての勝利が必要だったが、後半15分にポストに嫌われたMF中坂のシュートなど決定機も少なかった。
公式戦4連敗で、次戦はリーグ札幌戦(13日・札幌D)。交代理由は「明かせない」としたものの札幌戦を見据えたか、後半19分には安定したパフォーマンスを見せていたDFトゥーレルをベンチに下げた。J1最下位に沈む中、指揮官は「悔しいけど、切り替えたい」と中2日での1戦に備える。