C大阪がラスト6分で2得点 FW加藤が準決勝へ「僕の得点で勝てれば最高」

2022年08月10日 22:40

サッカー

C大阪がラスト6分で2得点 FW加藤が準決勝へ「僕の得点で勝てれば最高」
<ルヴァン杯 川崎F・C大阪>後半、ゴールを決め喜ぶC大阪・加藤(左)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【ルヴァン杯 準々決勝第2戦   C大阪2-2川崎F ( 2022年8月10日    等々力 )】 終了のホイッスルとともに、C大阪の選手は続々とピッチに倒れ込んだ。死闘を戦い抜いた疲労と土壇場で追いついた歓喜が入り交じり、誰もがしばらく立ち上がれなかった。
 4強進出には、勝利か2得点以上の引き分けが条件。しかし序盤から川崎Fの圧に押され、FWマルシーニョに2ゴールを許し、ピッチに漂う敗色ムード。実際、下を向く選手もいたという。

 0―2で迎えた後半45分。ここから「セレッソ劇場」が幕を開ける。DF山中亮輔のクロスをFW加藤陸次樹が頭でねじ込み、突破へあと1点に迫ると、同51分のラストプレーでFW山田寛人が値千金の同点ヘッド。加藤は「うまく合わせられた」と自賛し、山田も「落ち着いて決められた」と笑み。試合後のロッカールームでもしばらく選手の雄叫びが響き渡っていた。

 新型コロナウイルス陽性判定を受け、依然療養中の小菊昭雄監督に代わり指揮を執った高橋大輔コーチも「難しい状況の中、かっこいい形ではないが、2点ともよく押し込んでくれた」と賞賛し「誰もあきらめなかった」と続けた。一体感でつかんだ4強切符だ。

 6月18日のリーグ戦・広島戦で喫した黒星を最後に、公式戦11戦無敗(6勝5分け)と波に乗っている。そのC大阪が9月21、25日の準決勝2連戦で激突するのは浦和だ。加藤は「去年、悔しい思いをしている。僕の得点で勝てれば最高」と宣言。昨年準Vの雪辱を晴らす舞台が目の前に迫ってきた。

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