福岡9試合ぶり勝った!残留懸けた直接対決制した　中村ゴール＆山岸2発

2022年09月17日 21:46

サッカー

福岡9試合ぶり勝った!残留懸けた直接対決制した　中村ゴール＆山岸2発 — 前半42分、勝ち越しゴールを決め観客席にアピールする福岡FW山岸 Photo By スポニチ

【明治安田生命J130節福岡3―2清水（ 2022年9月17日ベスト電器スタジアム）】残留をかけた直接対決に福岡が逆転勝利した。リーグ戦の勝利は7月10日京都戦以来、9試合ぶり。先制されてからの逆転勝ちも今季初で残留へ前進した。

　3連敗中で8戦未勝利と不調にあえぐ福岡が長いトンネルを抜けた。ホームで行われた残留をかけた負けられない一戦で執念をみせた。
　
　前半29分、先制を許す苦しい展開。今季は先制されると全敗中の嫌な展開となったが、そこから前への圧力を強めると前半36分、ゴール正面のフリーキックのチャンスでMF中村が直接決めた。右足から放たれたボールはゴール右に突き刺さる貴重な同点ゴール。7月16日の湘南戦以来の復帰を果たした中村が豪快な福岡初ゴールで重いムードを一転させた。
　
　同点弾で勢い付くと同42分、FW山岸が勝ち越しゴールを決めた。コーナーキックのチャンスから、クルークスのキックを志知が落としたボールに反応。今季8点目のゴールを奪うとガッツポーズで観客に応えた。

　後半に入っても勢いは衰えず同4分、山岸が自身今季9点目となる3点目の追加点。クルークスの後ろへのバックパスをトラップするとペナルティエリア中央から右足を振り抜いた。山岸はこの日2得点。チームにとっても今季3点以上の複数得点は3試合目で終盤の大一番で課題の得点力を払拭した。

　後半15分にはPKを与え2失点目を喫し、終盤には清水の猛攻を受けるも体を張った気迫あふれる守備で1点のリードを守り抜いた。