大津・GK西星哉が研究生かし今大会2度目のPK戦勝利に貢献「卒業論文のテーマ」昨年4月からデータ収集

2023年01月05日 06:00

サッカー

大津・GK西星哉が研究生かし今大会2度目のPK戦勝利に貢献「卒業論文のテーマ」昨年4月からデータ収集
<準々決勝 前橋育英・大津>PK戦、前橋育英・山内のキックを止める大津GK西(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【第101回全国高校サッカー 第5日・準々決勝   大津0-0(PK5-4)前橋育英 ( 2023年1月4日    浦和駒場 )】 大津のGK西星哉(3年)が前回大会のリベンジに燃える前橋育英を返り討ちした。今大会2度目のPK戦。「前回2本止めていたので今回も止める自信はあった」と、左利き選手はゴール右側に蹴るという癖を見事に見抜いて2本目を冷静にセーブした。
 研究が生きた。卒業論文のテーマがPK。昨年4月からデータを集めている。高校サッカーだけではなく、海外のトップリーグも含め40試合以上を分析し「右利きや左利きのキッカーがどこに蹴ることが多いかなどをしっかり調べた」と胸を張った。

 自身もPKを研究している山城朋大監督(33)は、先攻後攻の勝率や助走の長さなどを調べた。「高校としてPKに関心は持っている」という。

 ただ、どんなに良いデータがそろっても西は、「結局は絶対に止めてやるという気持ち」と結論付けている。「初めての国立で緊張もあると思うが、無失点に抑えてチームを勝たせたい」と準決勝の東山戦へ意気込んだ。

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