J1福岡、次戦25日神戸戦 イニエスタ日本での残り2戦 MF紺野「来てくれたらうれしい」

2023年06月21日 20:59

サッカー

J1福岡、次戦25日神戸戦 イニエスタ日本での残り2戦 MF紺野「来てくれたらうれしい」
博多人形の絵付けをした自身の作品を手に笑顔の福岡DF宮 Photo By スポニチ
 J1福岡が21日、福岡市内でリーグ戦後半戦初戦となる25日ホーム神戸戦に向けての公開練習を行った。
 7月1日で神戸を退団するイニエスタが出場の可能性を残すラスト2戦。法政大時代、頻繁に神戸の練習に参加していたMF紺野和也(25)は「来てくれたらうれしいですね」とイニエスタの参戦を心待ちにした。

 大学時代にイニエスタと一緒に練習した感想を「レベルが違いました、1人だけ。言葉じゃ表せない」と話した。

 「見ていても特別すごいことをしているわけじゃないんですけど、何かがすごいです。分かんないけどボールを取られないし。身体も細めなのにめっちゃ強いし、ずっと観察してたんですけど全然分からなかったです」。

 ただ、チームも現在リーグ戦3連敗中で相手に華を持たせるわけにはいかない。

 「神戸の守備はめちゃくちゃ堅いわけではないと思うので、自分たちの攻撃陣の質を出せれば点が取れる感触はある。後半戦ここから順位上げていくために神戸戦はかなり大事な試合。一体感を持って勝ちに向かってプレーできれば」。

 後半戦での巻き返しを誓った。

 DF宮大樹(27)も大卒後に入団した神戸でイニエスタとチームメートだった。イニエスタに加え、ポドルスキ、ビジャらと共にプレー。「今思うと自分があの環境の中であの選手たちとやれていたのがすごい」。

 イニエスタについては「テレビで見ていたようなプレーというか、本当にボールが取れなかった」と回顧。宮が水戸に移籍した際は「水戸に行っても頑張ってまた戻って来てね」と声をかけられたといい「来日してすぐのときに、チームメートの顔と名前を全員覚えていて、そういう人間性がすごいなと思いました」。特に印象に残っているエピソードをあげイニエスタへの尊敬を口にしていた。

 ただ、勝負は別だ。古巣との対戦に向け「選手をやっている以上、古巣との対戦は楽しみな一戦で絶対に負けてはならない一戦でもある」と気合い。あと1勝に迫りながら足踏みが続いているクラブJ1通算100勝目へ「イニエスタ選手が福岡に来る最後のチャンスだと思いますので多くのお客様も来場されると思います。スーパースター軍団に勝って100勝目を決めたい」。

 後半戦は難敵からの記念星でスタートを切る。

 ○…練習後には選手会のチャリティ活動「smileプロジェクト」で博多人形の絵付け作業を行った。選手会長のDF宮は「子供たちに笑顔を届けたいというプロジェクト。自分たちが一生懸命絵付けをすることによって子供たちを笑顔にすることができればなと思っている」と活動の意義を強調。できあがった選手の個性があふれる作品の数々に「こだわりはない。みんな個性的に、各々思うようにやっています」と笑顔をみせた。作品は一部がオークションに出品され、順次、販売される。

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