元INAC神戸監督・朴康造氏 宮沢から感じられた“自信”

2023年08月06日 04:35

サッカー

元INAC神戸監督・朴康造氏 宮沢から感じられた“自信”
スウェーデン戦の鍵を握る宮沢(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント1回戦   日本3―1ノルウェー ( 2023年8月5日    ウェリントン・リージョナル )】 【朴康造の目】宮沢選手の3点目は本当に凄かった。あのスピードがありながら、顔を上げて冷静に相手GKの位置をしっかり確認し、どのコースに流し込めば入るか見えていたと思う。落ち着きがあるし、絶対に決められるという自信があると感じた。チームとしても彼女のスピードを生かすいい形ができている。
 2大会ぶりの8強入りの理由は、相手に合わせて多彩な攻撃ができることだと思う。スペイン戦は相手にボール保持される中、カウンターで崩した。この日はノルウェーがブロックを組んできたが、サイドから崩すなど柔軟な攻め方ができる。海外組が過去最多9人に増えたこと、特に長谷川選手、長野選手の両ボランチはプレミアリーグでプレーしており、技術も高く、ボールが凄く落ち着く。体は小さいがフィジカル的にも球際で全然負けていない。慣れや経験が大きいと思う。

 池田監督がいい形でまとめて選手たちの一体感を感じるし、戦い方も凄く整理されている。今は誰が出てもカバーできるのも強みだろう。次戦の相手、米国かスウェーデンはともにフィジカルと技術がトップレベルで優勝候補だが、自信を持って挑んでいい。どういうスタイルにも対応できるし、どっちが来ても勝ちきれると思う。(元INAC神戸監督)

おすすめテーマ

2023年08月06日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム