浦和のU―22日本代表GK鈴木彩艶が海外挑戦へ ベルギー1部シントトロイデンに期限付き移籍

2023年08月06日 15:47

サッカー

浦和のU―22日本代表GK鈴木彩艶が海外挑戦へ ベルギー1部シントトロイデンに期限付き移籍
鈴木彩艶 Photo By スポニチ
 浦和は6日、U―22日本代表GK鈴木彩艶(ざいおん=20)のベルギー1部シントトロイデンへの期限付き移籍についてクラブ間合意したと発表した。期間は来年6月30日までで、メディカルチェック後に正式契約する。同日のリーグ横浜戦後にファン・サポーターに挨拶を行う。
 鈴木はクラブ公式サイトで「このたび、シント=トロイデンに期限付き移籍することを決断いたしました。0歳から浦和で育ち、埼玉スタジアムで世界一のファン・サポーターと共にプレーすることを夢見て、11歳のときに浦和レッズジュニアに加入しました。そこからアカデミーで7年間、多くのことを学び浦和レッズジュニア出身の選手として、はじめてプロ契約を結ぶことができました。浦和レッズの選手になり、守護神としてゴールを守りタイトルを獲得する、という目標を持って闘ってきましたが今日までに実現させることができず、悔しい気持ちと共に自分自身の力不足を痛感しています。しかし、素晴らしいチームメート、スタッフ、ファン・サポーターと共に戦った試合の一つ一つを鮮明に覚えています。共に喜びを分かち合ったこと、時には厳しい声をかけてくれたこと、全てが僕の大切な財産です」と感謝の言葉をつづった。

 さらに「今回の移籍はとても難しい決断でしたが、自分の夢を達成するために覚悟を持って決断いたしました。また、チームとしてもリーグタイトル獲得に向けて、とても重要な時期にこの移籍を受け入れてくれたクラブに感謝したいです。アカデミーの選手たちの目標となれるように、浦和レッズの選手としてプレーしてきた誇りを胸に世界で闘ってきます。いつの日か、再び浦和レッズのユニフォームを着てプレーできるように頑張ってきますので、引き続き浦和レッズと共に応援していただけるとうれしいです。11年間ありがとうございました」とコメントしている。

 将来的にA代表入りを期待される若き守護神には、プレミアリーグの名門マンチェスターUも獲得に動いた。鈴木は世界屈指のメガクラブからのラブコールに心が揺れたというが、目標とするパリ五輪が来年に控えていることもあり、プレーできる環境を最終的に優先して獲得オファーを断っていた。

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