【女子W杯】日本の準々決勝はスウェーデンに決定!米国“死闘”PK戦で散る…史上初の決勝T初戦敗退

2023年08月06日 20:43

サッカー

【女子W杯】日本の準々決勝はスウェーデンに決定!米国“死闘”PK戦で散る…史上初の決勝T初戦敗退
<女子W杯決勝トーナメント1回戦 スウェーデン・米国>PK戦で敗れ、現実が信じられないような表情を浮かべるFWラピノー(左端)ら米国代表イレブン(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝T1回戦   米国―スウェーデン ( 2023年8月6日    オーストラリア・メルボルン )】 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は6日、決勝トーナメント1回戦が行われ、史上初の3連覇を狙うFIFAランク1位の米国が同ランク3位スウェーデンと激突。0―0のまま延長戦でも決着つかず。120分激闘後のPK戦の末に敗れ、9大会連続9回目の出場にして初の16強敗退という結果に終わった。勝ったスウェーデンは11日の準々決勝で日本との対戦が決まった。
 W杯過去8大会で優勝4回、準優勝1回、3位3回と全て“メダル圏内”という優秀な成績を収めていた圧倒的王者が初めて決勝トーナメント初戦で散った。今大会も優勝候補筆頭に挙げられていた米国だが1次リーグ第3節ポルトガル戦では終盤ゴールを決められそうになり、あわや敗退となる危険な場面も。辛くもスコアレスドローに持ち込み、1勝2分け勝ち点5のE組2位で突破。“不甲斐ない”内容に米国代表OBからも酷評された。

 この試合では元NBAスーパースターを父に持つFWロッドマンが2試合ぶりに先発出場。前半から積極的にシュートを放ち、スウェーデンゴールを脅かしたが無得点のまま後半へと折り返した。

 後半9分にはMFホランが強烈なボレーシュートを放つも相手GKムショビッチに防がれ、ゴールならず。終盤には右からのクロスにFWモーガンが頭で合わせるも、またもGKムショビッチにセーブされ、0―0のまま後半終了。米国にとってW杯では11年ドイツ大会決勝日本戦以来となる延長戦に突入した。

 延長に入ってもFWモーガン、FWウィリアムズと立て続けにシュートを狙うも、GKムショビッチの牙城を崩せず。120分戦い抜いても決着つかず。まさに“死闘”となった一戦はPK戦でもドラマが待ち受けていた。

 PK戦は3人連続成功で4人目FWラピノーが成功すれば米国の勝ち抜けが決まる状況となったが失敗。スウェーデンも2人連続失敗で5人目FWスミスが決めれば勝利という場面だったが、米国も同じく2人連続で失敗。勝負は6人目以降へともつれると、7人目MFオハラが失敗。

 今度は後攻のスウェーデンに決めれば敗退という状況に追い込まれ、GKネイハーが鋭く反応。シュートを止めたかに見えたが、一度浮き上がったボールがゴールラインを割ったかどうかについて“VAR判定”に。結果はゴールラインテクノロジーにより、ゴールインしていたとしてPK戦4―5での敗退が決定。

 米国選手たちは“劇的な幕切れ”に何が起こったのか信じられない表情を浮かべ、その場に立ち尽くした。この結果、日本が待つ準々決勝へはスウェーデンが進むことになった。

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