札幌ペトロヴィッチ監督 小野の“現役ラストマッチ”を絶賛「ワールドクラスの選手だと証明してくれた」

2023年12月03日 16:37

サッカー

札幌ペトロヴィッチ監督 小野の“現役ラストマッチ”を絶賛「ワールドクラスの選手だと証明してくれた」
<札幌・浦和>前半、途中交代した小野を迎えるペトロヴィッチ監督(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1最終節   札幌0―2浦和 ( 2023年12月3日    札幌D )】 サッカー元日本代表の札幌MF小野伸二(44)が3日、明治安田生命J1最終節の浦和戦で“現役ラストマッチ”を迎えた。プロキャリアをスタートさせた古巣戦でJ1では清水時代の12年7月の横浜戦以来11年ぶりとなる先発出場を飾ると、前半22分までプレー。交代時には両イレブンやスタッフ、サポーターから万雷の拍手が送られるなか、笑顔でピッチを後にした。
 小野は前半22分のプレーとなったが優しいボールタッチからのスルーパスで3万人を越えるサポーターを魅了。相変わらず精度の高いパスの数々に会場から大きなどよめきが起こる場面もあった。そして、交代時には試合中にも関わらず両イレブンが“花道”を作って送り出し、両軍のスタッフやサポーターからも万雷の拍手が送られるという異例の光景に。小野も笑顔で声援に応え、“現役ラストマッチ”を終えた。

 試合は0―2で敗れ、チームは12位で終戦。ペトロヴィッチ監督は試合後、小野について「3、4回ぐらい素晴らしいパスを出していたと思います。約20分という短い時間でしたけども彼がワールドクラスの選手であることを証明してくれたのではないかと思います」と話した。

 ◇小野 伸二(おの・しんじ)1979年(昭54)9月27日生まれ、静岡県出身の44歳。98年に清水商(現清水桜が丘)から浦和に加入し、Jリーグをはじめオランダなどで活躍。日本代表でW杯3大会出場、国際Aマッチ通算56試合6得点。1メートル75、75キロ。利き足は右。家族はモデルの千恵子夫人と長女・夏蓮(かれん)さん、次女・里桜(りお)さん。

おすすめテーマ

2023年12月03日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム