小野伸二“笑顔の現役ラストマッチ”11年ぶり先発で22分間プレー 試合後は審判にも感謝の握手

2023年12月03日 16:16

サッカー

小野伸二“笑顔の現役ラストマッチ”11年ぶり先発で22分間プレー 試合後は審判にも感謝の握手
<札幌・浦和>前半、パスを出す小野(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1最終節   札幌0―2浦和 ( 2023年12月3日    札幌D )】 サッカー元日本代表の札幌MF小野伸二(44)が3日、明治安田生命J1最終節の浦和戦で“現役ラストマッチ”を迎えた。プロキャリアをスタートさせた古巣戦でJ1では清水時代の12年7月の横浜戦以来11年ぶりとなる先発出場を飾ると、前半22分までプレー。交代時には両イレブンやスタッフ、サポーターから万雷の拍手が送られるなか、笑顔でピッチを後にした。
 小野はJ2時代の16年2月28日開幕節東京V戦以来、J1では清水時代の12年7月28日横浜F・マリノス戦以来11年ぶりとなる先発出場。札幌でのリーグ戦出場は昨年5月22日の柏戦(札幌ドーム)以来1年半ぶりとなった。44歳2カ月6日でのJ1リーグ出場は三浦知良(54歳12日)、中山雅史(45歳2か月1日)に次ぎ歴代3位の記録を残した。

 前半22分のプレーとなったが優しいボールタッチからのスルーパスで3万人を越えるサポーターを魅了。相変わらず精度の高いパスの数々に会場から大きなどよめきが起こる場面もあった。そして、交代時には試合中にも関わらず両イレブンが“花道”を作って送り出し、両軍のスタッフやサポーターからも万雷の拍手が送られるという異例の光景に。小野も笑顔で声援に応え、“現役ラストマッチ”を終えた。

 試合は0―2で敗れ、チームは12位で終戦。小野はベンチで最後までチームの戦いを見届けイレブンの健闘を称えると、審判ともガッチリ握手を交わした。

 ◇小野 伸二(おの・しんじ)1979年(昭54)9月27日生まれ、静岡県出身の44歳。98年に清水商(現清水桜が丘)から浦和に加入し、Jリーグをはじめオランダなどで活躍。日本代表でW杯3大会出場、国際Aマッチ通算56試合6得点。1メートル75、75キロ。利き足は右。家族はモデルの千恵子夫人と長女・夏蓮(かれん)さん、次女・里桜(りお)さん。

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