【Jトピ~データで読み解く・代表特別編前編】第2次森保Jは超攻撃型 2列目個性発揮で上田ゴール量産

2023年12月20日 05:00

サッカー

【Jトピ~データで読み解く・代表特別編前編】第2次森保Jは超攻撃型 2列目個性発揮で上田ゴール量産
出場7試合で全選手最多の7得点をマークした上田 Photo By スポニチ
 第2次森保ジャパンは11月のW杯アジア予選で開幕2連勝。歴代最多タイの国際Aマッチ8連勝で1年を締めくくった。今回は「日本代表特別編」の前編として、23年10試合を集計した「データスタジアム」の各種スタッツで攻撃陣を振り返る。
 FW上田綺世は、6月にAマッチ15試合目というFWでは歴代2位タイのスロー記録で待望の初得点。その後は11月のW杯2次予選初戦でハットトリック、2戦目で2得点と、出場7試合で全選手最多の7得点をマークした。うち6得点がワンタッチショット。ストライカーらしくゴール前での動き出しで勝負し、得点を重ねた。

 最多6アシストを記録したのが、ともにMFの伊東純也と久保建英。スピードが武器の伊東はクロス40、ラストパス16も最多で、チームに得点チャンスをもたらした。トップ下で躍動した久保はスルーパスが1位の22本。年内最終戦となったシリア戦では、上田の2点目をアシストした伊東へ絶妙なスルーパスを通した。この試合で伊東は4アシスト、久保は1得点1アシスト。5発快勝に2人が貢献した。

 所属クラブで好調なMF三笘薫は、故障などによりAマッチは5試合の出場にとどまったものの、持ち味のドリブルが25回でトップ。9月の親善試合ドイツ戦では、第1次を含めた森保ジャパン対欧州勢最多のドリブル8回をマークし、75%と高いドリブル成功率で相手に仕掛けた。

 チームの8連勝は全て複数得点で、3月の2試合を含めると計36得点と高い攻撃力を見せた。久保と三笘は来年元日のタイとの親善試合は不在だが、1月12日から始まるアジア杯には招集が濃厚。先発で組むことがなかった1トップ上田、2列目伊東、久保、三笘の超攻撃布陣が実現すれば、新たな化学反応が期待できそうだ。
(データ提供・データスタジアム)

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