北朝鮮キラー・MF谷川萌々子 パリ五輪へ18歳の挑戦「ロングシュート、どんどん狙っていきたい」

2024年02月14日 04:43

サッカー

北朝鮮キラー・MF谷川萌々子 パリ五輪へ18歳の挑戦「ロングシュート、どんどん狙っていきたい」
ドリブルの練習をする谷川(中央)=撮影・光山 貴大 Photo By スポニチ
 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が13日、パリ五輪アジア最終予選の北朝鮮戦へ向けて千葉市内で合宿を開始した。2戦合計の勝者が五輪の出場権を得る大一番。アウェーの第1戦(24日)が開催地未定という異例の事態となっているが、昨年アジア大会決勝の北朝鮮戦で1得点を挙げたMF谷川萌々子(18=ローセンゴード)が再びゴールを決めてパリ切符獲得に貢献することを誓った。
 決戦まで11日となっても試合会場が決まらないという中で合宿がスタートした。約1時間15分の練習で初日を終えた高校3年生の18歳谷川は「しっかりと結果を残せるように、もっとコンディションを上げていきたい」と初々しい表情で語った。

 チームの中で数少ない北朝鮮戦の経験者だ。主力組不在の“B代表”として選出されたアジア大会では5試合に先発出場。北朝鮮とは決勝で対戦して4―1で勝利しており、「北朝鮮の試合前の雰囲気や試合中の強度は分かっている」。2―1の後半24分にはペナルティーエリア外から強烈な左足のミドルシュートで金メダルを決定付けた。「自分の良さであるロングシュートはどんどん狙っていきたい」とその再現も狙っている。

 ふたば未来学園中・高で学びながら、中高生のサッカーエリートを育成するJFAアカデミー福島でプレー。その実力が認められて先月にドイツ女子1部の名門Bミュンヘン加入を果たした。今季はレンタル移籍したスウェーデンのローセンゴードでプレーしており「(スウェーデンも)パワーを持った選手がたくさんいる。練習強度が高くて、成長できる環境だと思っている」と前向きだ。

 3年前の東京五輪はJFAアカデミー福島内のテレビで観戦した。「開会式やセレモニーが楽しみ。パリ五輪代表に選ばれたいと思う」と谷川。重要な2連戦で予選突破に貢献し、自身のパリ切符へのアピールも狙う。 

 ◇谷川 萌々子(たにかわ・ももこ)2005年(平17)5月7日生まれ、愛知県出身の18歳。4歳でサッカーを始め、中学からJFAアカデミー福島でプレー。昨年11月のブラジル戦でなでしこジャパンデビュー。憧れの選手は元日本代表MFの澤穂希さん。座右の銘は「勝敗は細部に宿る」。1メートル68、58キロ。

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