韓国代表に内紛勃発!?クリンスマン監督“解任論”が過熱 抗議デモ、著名人の批判を韓国メディア報じる

2024年02月14日 19:42

サッカー

韓国代表に内紛勃発!?クリンスマン監督“解任論”が過熱 抗議デモ、著名人の批判を韓国メディア報じる
韓国代表での“内紛”が報じられたMFイ・ガンイン(左)とFWソン・フンミン(ロイター)
 韓国メディアのスポーツソウル(電子版)が14日、サッカー韓国代表クリンスマン監督(59)への非難の声が「過去に例を見ないほど熱を帯びている」と報道。政治家など著名人も公然の場で批判し、さらには一般人から抗議デモが起こるほど過熱していると伝えた。
 韓国代表は先日まで開催されていたアジア杯で4強に進出するも、国内メディアやファンからはクリンスマン監督に対し批判が殺到。スポーツソウルは14日に「アジア杯で韓国代表は“内部分裂”していた」と報道。敗れた準決勝ヨルダン前日にFWソン・フンミン(トットナム)が一部選手と口論になり指を負傷。この事態を受け、一部のベテラン選手が口論のきっかけとなったMFイ・ガンイン(パリSG)を「メンバーから除外してほしい」とクリンスマン監督に直談判したという。

 クリンスマン監督はこの“助言”を受け入れずヨルダン戦はMFイ・ガンインを先発起用。枠内シュート0本での惨敗という結果に同メディアは「クリンスマン監督の“放任サッカー”はすでに破滅を迎えていた。指揮官は昨年韓国代表監督に就任以降、“職務怠慢騒動”をはじめ、特定選手を中心とするゲームマネジメントで多くの批判を浴びた。イ・ガンインは前任のベント監督時代は重用されてなかったが、クリンスマン政権ではソン・フンミンをも超える存在となった。問題だったのは、彼らに代わる国内組などの視察を疎かにしたこと。つまりプランBが皆無だったことだ。これらにより、韓国代表の結束力が大きく揺らぐ事態となった」と報じた。

 さらに敗退後に語ったクリンスマン監督の発言や行動も疑問視。「まともな謝罪もなく、むしろ“成長した”という詭(き)弁を並べた。甚だしくはサッカー協会とまともに話しすることもなく、自宅のあるアメリカへ逃げるように出国した。このままでは、クリンスマン監督は1カ月後に行われる北中米W杯アジア2次予選で大きなブーイングを受けるに違いない」と酷評した。

 これらの状況を受け、韓国国内ではクリンスマン監督の“解任論”が過熱。大邱(テグ)のホン・ジュンピョ市長はSNSを通じ「違約金問題はチョン・モンギュ(韓国サッカー協会)会長が責任を負い、この際だからビデオ通話で解任を通知したらどうか?アメリカに行ったついでに、どうか帰って来ないでほしい。監督としての資質も足りないのに、韓国サッカーだけを困らせるな。考えれば考えるほど腹立たしい人物だ」と痛烈批判。同メディアは他にも複数の国会議員や、ウォン・ヒリョン元国土交通部長官なども公然の場でクリンスマン監督に対し厳しい批判の声を上げたと紹介。

 加えてソウルのサッカー会館前では韓国サッカー協会の役員会議が行われた13日、一部サッカーファンによるクリンスマン監督解任を求める抗議デモが行われたと報道。「クリンスマン監督“解任騒動”がサッカー界やスポーツ界を越え、多くの関心を集めている。過去にも代表監督の去就が話題となったことはあるが、これほど波及したことはなかった」と大きな“社会問題”にまで発展していると説明した。

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