FC東京 DFバングーナガンデ佳史扶 長友先輩から学んだ“準備の大切さ”

2024年02月14日 04:35

サッカー

FC東京 DFバングーナガンデ佳史扶 長友先輩から学んだ“準備の大切さ”
バングーナガンデ佳史扶 Photo By スポニチ
 【パリ五輪世代 憧れを超えろ①】Jリーグは今月23日に24年シーズンが開幕する。今夏のパリ五輪を前に、スポニチでは注目のU―23世代の新スター候補を10回連載で紹介。「憧れを超えろ」をテーマに、各選手が憧れる選手や名場面に迫った。第1回はFC東京のDFバングーナガンデ佳史扶(かしーふ、22)。チームメートのDF長友佑都(37)の教えを胸に五輪イヤーに臨む。
 左サイドバックを主戦場とするバングーナガンデが憧れるのは、大先輩であり、同じポジションの長友だ。ひとたび、長友の話題となればサッカー少年のように「日本歴代でトップのサイドバックだと思っている」と目を輝かせる。

 初めて会ったのは、中学1年の時だ。所属していたFC東京下部組織の練習場に当時インテル・ミラノでプレーしていた長友がやってきた。直接話す機会こそなかったが「準備の大切さ」について説いてくれたことを今でも覚えている。当時既に五輪1回、W杯2大会連続出場中で、世界で活躍するスターの言葉を胸に刻んだ。

 あれから約7年。長友が21年からFC東京に復帰し、間近でプレーする機会に恵まれた。肌で感じたのは探究心と心身コンディションの調整法だ。自分の体や精神面を細かく理解し、30代後半になっても試行錯誤する姿が印象的だった。「練習や準備、ピッチ内外の振る舞い、全てがお手本。新しいことを取り入れていく姿勢やハングリー精神が勉強になる。毎日一緒に練習できることは最高の環境」。積極的に話を聞き、世界で戦う心構えを伝授してもらっている。

 22歳には究極の目標がある。「憧れるこの人を超えたい」。成し遂げるためにも、まずは今季の目標から達成を誓う。「J1優勝はもちろん、パリ五輪に出場して優勝する」。偉大な先輩へ、成長する姿とともに黄金のメダルを披露する。

 ◇バングーナガンデ 佳史扶(かしーふ)2001年(平13)9月24日生まれ、東京都足立区出身の22歳。父がガーナ出身で母が日本人。兄の影響で2歳からサッカーを始めた。FCアビリスタ、FC東京ユースを経て、20年にトップチーム昇格。趣味は映画観賞で、好きな作品は「アベンジャーズ」。得意料理は野菜スープ。1メートル76、74キロ。利き足は左。

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