なでしこGK山下杏也加 総合力示す 離脱仲間の分もいいサッカーを 

2024年02月16日 04:55

サッカー

なでしこGK山下杏也加 総合力示す 離脱仲間の分もいいサッカーを 
シュート練習で好セーブを見せる山下(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 パリ五輪アジア最終予選の北朝鮮戦(24、28日)に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」は15日、千葉市内で国内合宿3日目を迎えた。GK山下杏也加(28=INAC神戸)が取材に応じ、負傷で不参加となる選手が発表される中、仲間の分まで戦い抜く覚悟を示した。第1戦は敵地で戦うが、会場は依然として未定となっている。
 正守護神の山下が、仲間たちの分も奮闘することを誓った。この日、遠藤が左膝の負傷で不参加となることが決定した。左膝のケガでメンバー外となった猶本に続く離脱でチームには打撃だが、今だからこそチームの総合力の高さを示す必要がある。

 「(負傷から復帰して)すぐに帰ってこられる空気感というよりも“もう席はないよ”くらいのいいサッカーをしたら、あの子(遠藤)のモチベーションになるのかなと思う」

 山下は16年リオ五輪の最終予選で出場権を逃した悔しさを持つ。チームの危機にもネガティブにならず、強い気持ちを持って前を向いた。「開始から10分まではプレッシャーをかけ続けたい。アウェーでビビらず、勢いを持って臨みたい」。仲間の無念さも背負い、零封でチームに貢献する。

 ≪遠藤ケガで不参加≫日本協会はMF遠藤純がケガのため、不参加になると発表した。追加招集選手は決定次第、改めて発表される。遠藤は左サイドバックや左ウイングバックとして池田ジャパンの主力に君臨し、23年女子W杯でも4試合に出場した。遠藤の所属クラブは左膝前十字じん帯損傷で「今季絶望」としている。

 ≪北朝鮮戦開催地は東南アジアか≫日本協会の宮本専務理事が15日の理事会後に対応し、開催地未定の24日のパリ五輪女子アジア最終予選のアウェー北朝鮮戦について「見通しは徐々に見えてきていますが、まだ正式には決まっていない」と話した。試合開催が9日後に迫りながら、会場未定の異常事態。ただ複数の関係者によれば、東南アジアでの中立地開催の可能性が高まっているようで、北朝鮮は既に現地入りし暑熱対策を行っているとの情報もある。

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