これが王者だ!神戸が連覇に向け好スタート 汰木&佐々木“伏兵”がレジェンド磐田・川島の牙城崩した

2024年02月25日 06:00

サッカー

これが王者だ!神戸が連覇に向け好スタート 汰木&佐々木“伏兵”がレジェンド磐田・川島の牙城崩した
<磐田・神戸>前半、神戸・汰木がゴールを決め喜ぶ(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第1節   神戸2―0磐田 ( 2024年2月24日    ヤマハスタジアム )】 昨季王者の神戸はMF汰木康也(28)とFW佐々木大樹(24)の得点で昇格組の磐田に2―0で快勝。連覇へ向け、幸先の良いスタートを切った。
 プレシーズンの不安を一蹴した。追われる者のプレッシャーもはね返した。神戸は2年連続の開幕星。4度のW杯出場を誇る元日本代表GK川島からゴールを奪ったのは、2人の“伏兵”だった。

 「ボールを浮かさないことだけを強く意識して打った。枠に飛ばせば何か起こると思っていた」。まずは汰木だ。前半5分、CKのこぼれ球を右足ボレーで合わせて先制点。「開幕戦は普通の試合とは違った難しさがある。あの時間帯で得点を取れたのは本当に大きかった」。チームに勢いをもたらすと、後半4分は佐々木の出番だ。大迫のスルーパスに抜け出して川島の股を抜く追加点を流し込んだ。

 「(股抜きは)半分狙っていて、半分は勢いです。トラップが決まって良いタイミングでシュートが打てた。素直にうれしいです」。コンディション不良で欠場したFW武藤に代わって右FWでスタメン出場したが、不在を感じさせない存在感を発揮した。

 チームは親善試合の米MLSマイアミ戦(7日)、富士フイルム・スーパー杯の川崎F戦(17日)と2試合無得点。特に敗れた川崎F戦はロングボールを蹴られてハイプレスを回避され、大迫へのマークを厳しくする守備ブロックを敷かれた。

 そこから1週間。全体の立ち位置を見直すことでパスのテンポを上げ、相手陣形を崩せるように修正してきた。結果、本来のサイドチェンジやロングボール戦術に迫力が戻った。解決策を見つけて実行できるしたたかさが今のチームの強みだ。吉田監督は「選手がやるべきことやってくれた」と手応え。今季のリーグ戦も神戸を中心に回っていきそうだ。 (飯間 健)

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