柏・細谷 ぼう然…PKを外し2年連続開幕ゴール逃す 志願キッカーも「外した以上、何も言えない」

2024年02月25日 17:39

サッカー

柏・細谷 ぼう然…PKを外し2年連続開幕ゴール逃す 志願キッカーも「外した以上、何も言えない」
<J1 柏・京都>後半、PKを決められず立ち尽くす柏・細谷(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第1節   柏1―1京都 ( 2024年2月25日    三協フロンテア柏 )】 パリ五輪世代のエースで、日本代表の一員としてアジア杯にも出場した柏のFW細谷真大(22)は、試合終盤にPKを外し、2年連続開幕ゴールを逃した。
 1―0の後半43分、MFマテウス・サヴィオが左サイドから右サイドバックの関根へサイドチェンジ。その関根から、絶妙な動きでフリーになっていた細谷はくさびのボールを受けると、右足ダイレクトでエリア内で走り込んだMF山田にはたき、その山田が相手選手に倒されてPKを獲得した。

 キッカーは細谷。試合後、自ら志願したことを明かした背番号19は、惜しくも敗れた昨年度の川崎Fとの天皇杯決勝でのPK戦をイメージしていたという。

 0―0の120分間で決着が付かず、突入したPK戦。2人目で登場した細谷は、短い助走から右足でゴール左上に突き刺した。鄭成龍(チョンソンリョン)は一歩も動けない、まさに強烈な一撃。最終的に7―8で敗れタイトルを逃したが、細谷はきっちり役目を果たした。
 だが、同じように左に蹴った今回は枠を捉えられず「天皇杯と同じようにイメージしながら蹴りましたけど、外した以上、何も言えない」と言葉少なに振り返った。

 得点こそ奪えなかったが、この日も多くのチャンスを演出した。開幕1週間前のJ2千葉とのプレシーズンマッチでは後半45分の出場にとどまったが、この日はほぼフル出場。「90分戦える体力というところはもっと出していきたいです」としながらも「コンディションは大丈夫だと思います」ときっぱりと話した。

 最高のスタートとはならなかったが、今シーズンはまだ始まったばかり。柏、そしてパリ五輪出場を目指すU―23日本代表の命運を握るストライカーは、ここからさらにギアを上げていく。

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