C大阪新加入の田中が“初めまして弾” 地元出身、名刺代わりの一発に「めちゃくちゃうれしかった」

2024年02月25日 06:00

サッカー

C大阪新加入の田中が“初めまして弾” 地元出身、名刺代わりの一発に「めちゃくちゃうれしかった」
<C大阪・FC東京> 後半、勝ち越しゴールを決め喜ぶC大阪・田中(左) (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ 第1節   C大阪2-2FC東京 ( 2024年2月24日    ヨドコウ桜スタジアム )】 C大阪は新加入のMF田中駿汰(26)が1得点。ホームでFC東京と2―2で引き分けた。
 開幕戦で3年連続の引き分けに終わったが、好内容で勝ち点1を獲得した。札幌から新加入した大阪生まれ大阪育ちのMF田中があいさつ代わりの一発。ホームで声を弾ませた。

 「めちゃくちゃうれしかったです。(チームの)第1号を狙っていたんですけど、2点目をしっかり取ることができてよかった」

 1―1で迎えた後半6分。FWフェルナンデスの右コーナーからのキックをニアで合わせ、頭で沈めた。クラブ設立30周年イヤーの開幕戦。節目を勝利で飾ることができなかったが「しっかりと反省しつつ、良かったところも多かった」と収穫を強調した。昨季までのセンターバックから、アンカーやボランチに活路を求めて移籍を決断した背番号10が、確かな戦力になれることを証明した。

 日本代表DF毎熊もキャプテンマークを巻き、FWカピシャーバの先制弾をアシストするなどさすがの働き。後半30分、相手FWシルバに左サイドを割られたことが同点ゴールに直結し「100%僕の責任」と唇をかんだが、決して悲観する内容ではない。「今後、チームを助けることでしか返せるものはない」。来月2日の鹿島戦での今季初勝利を見据えた。 (北野 将市)

 ◇田中 駿汰(たなか・しゅんた)1997年(平9)5月26日生まれ、大阪府岸和田市出身の26歳。G大阪ジュニアユース、履正社を経て、大体大では3年時に関西学生リーグ優勝。4年時にA代表入りを果たし、1試合に出場。20年札幌に入団。今季からC大阪に完全移籍。J1通算135試合出場9得点。1メートル83、73キロ。利き足は右。

 ○…森保監督が日本代表DF毎熊に注文を付けた。毎熊は先制点に絡んだ一方、後半には失点にも絡んだ。「素晴らしいところもありましたけど、失点は1対1でやられている。ああいう局面で勝てなければアジアでも勝てない」と指摘した。また、国内組の全選手に向けて「代表に入る部分では全ての局面で勝つことは目指してほしい。そこはJリーグでも見ていきたい」と話した。

おすすめテーマ

2024年02月25日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム