FC大阪がJ昇格2年目で初の開幕星 DF斉藤隆成が先制V弾

2024年02月25日 22:37

サッカー

FC大阪がJ昇格2年目で初の開幕星 DF斉藤隆成が先制V弾
<FC大阪・長野>後半22分、先制ゴールを決めたFC大阪DF斉藤隆成(左) Photo By スポニチ
 【明治安田J3リーグ第1節   FC大阪2―1長野 ( 2024年2月25日    東大阪市花園ラグビー場 )】 J3昇格2年目のFC大阪が快勝した。Jリーグでクラブ初となる開幕戦勝利を飾った。
 ヒーローはDF斉藤隆成(29)だった。0―0の後半22分、MF下澤悠太(26)の左コーナーキックに自然と反応した。「頭に当たった感触はあったんですけど、入るとは思わなくて」。ゴールネットを揺らしてから一瞬の間を置いて、自身のゴールで先制点を挙げたことを確認すると、ベンチへ駆け出した。

 「めっちゃくちゃうれしかったですよ。(チームメートから、第1号は)“お前やったんや”って言われました。“いや、オレもわからへんかった”って。試合終わってからも雰囲気良かったので、続けていきたいですね」

 勢いは止まらない。2点目は新加入コンビから生まれた。センターライン右から放たれたDF秋山拓也(29)のフリーキックはロングボールとなり、後半20分から途中出場したMF武颯(28)がきっちり反応。ペナルティーエリア内で受け、左を向きながら右足でアウトサイドキックと技ありの一発で、ダメ押しの2点目を奪った。2分後に1点を返されたものの、逃げ切った。

 J2昇格を目指す今季は、チームの半数以上となる21人が新加入。既存戦力との融合がカギとなるが、その既存線力の斉藤が先制ゴール、新加入2人で2点目と、攻撃がうまくかみ合った。J2群馬から完全移籍してきた武は言う。「ここで優勝したからOKではなく、上(のカテゴリー)から来た僕らがJ2の舞台でどれだけ通用するのかという基準を示しながらやらないと、結局上がっても1年で落ちてしまう。それを練習から強く言っていますし、反省しなきゃいけないところにも目を向けなきゃいけない」。昇格のその先をも見据えて戦うことが、歓喜につながるとイレブンは信じている。

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