橋下徹氏 ネットの“悪質口コミ”問題は「プラットフォーム側に責任」 「日本が一番遅れています」

2024年06月01日 14:56

社会

橋下徹氏 ネットの“悪質口コミ”問題は「プラットフォーム側に責任」 「日本が一番遅れています」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事の橋下徹弁護士(54)が1日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜前11・55)に出演。ネットの“悪質口コミ”について言及した。
 番組では、インターネット上の地図サービス「グーグルマップ」に投稿された不当な口コミが削除されず利益が侵害されたとして、4月に全国の医師や歯科医師ら計63人が、運営する米IT大手グーグルに計約140万円の損害賠償を求め、東京地裁に集団提訴したことが話題に。

 これを受け、橋下氏は「プラットフォーム側にも責任あり」と私見を述べた。「今までプラットフォーマーと言われる、GoogleとかX、Meta、ここには責任を負わせないっていうのが今までの法律の立てつけだった」と説明。「週刊誌とかで名誉棄損の記事が載ったりすると週刊誌が訴えられますよね?」と例に挙げ、「XとかMetaとかそういうところに色んな口コミが載った場合に誰が責任を負うかなんですよ」と疑問を呈した。

 「書いた本人は責任を負います。でもXとかMetaは責任を負わないんですよ」とし「週刊誌と同じだったら普通は責任を負うでしょ?」と解説。「でもこれは“プラットフォーム”という、インターネットの技術を発展させるためには、MetaとかXとか、こういうところには責任を負わせないで技術を発展させましょうっていうのが日本だったりアメリカだったりするんですよ」と明かした。

 「今までそうだったんですけど、あまりにもXとかMetaがGoogleも、莫大な利益、何兆円っていう利益を得てるんですよ」とした上で「こんだけの利益を得てるんだったら今までは無責任でよかったんだけど“ちょっと責任負わないといけないんじゃないの?”っていうのが今の世界の流れ」と今の世界の流れを解説した。その上で「今日本が一番責任を負わせるのが遅れています。今ヨーロッパとかかなり責任を負わせていこうってなってるんですけど」と述べた。

おすすめテーマ

2024年06月01日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム