元交際相手の18歳女子大生刺殺で男に懲役18年 被害者両親は納得せず「軽すぎる」

2024年06月22日 05:30

社会

 横浜市鶴見区のマンションで昨年6月、住人の大学1年冨永紗菜さん=当時(18)=を刺殺したとして殺人などの罪に問われた元交際相手伊藤龍稀被告(23)の裁判員裁判で、横浜地裁は21日、懲役18年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。
 西野吾一裁判長は判決理由で「被害者が抵抗する間もなく一方的に刺したことは、強固な殺意に基づく」と指摘。被告が冨永さんに復縁を断られた経緯を踏まえたとして「殺害する理由にはなり得ない。被害者に落ち度はなく、自分の気持ちばかりを優先させた短絡的な犯行」と非難した。

 冨永さんの両親は判決を受け「納得はできない。人の命を奪った行為に対する罰としては軽すぎる」とのコメントを出した。

 判決によると、昨年6月29日、盗んだ包丁で首や胸などを4回刺して殺害した。

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