瑠奈被告 手帳に男性は「自分で始末する」 父親出廷「警察に突き出すのは、娘を裏切る行為」

2024年07月02日 05:30

社会

瑠奈被告 手帳に男性は「自分で始末する」 父親出廷「警察に突き出すのは、娘を裏切る行為」
ススキノ頭部切断事件 Photo By スポニチ
 札幌市の繁華街ススキノのホテルで昨年7月、男性=当時(62)=が殺害され、頭部が切断された事件で、殺人罪などに問われた田村瑠奈被告(30)の母で、死体遺棄と同損壊のほう助罪に問われた浩子被告(61)の第2回公判が1日、札幌地裁であった。父の精神科医、修被告(60)=殺人ほう助罪などで起訴=が証人として出廷した。
 検察側は、瑠奈被告の手帳を証拠として提出。男性について「自分で始末する」などと書かれていたことを明らかにした。

 入廷した修被告は頬がげっそりして、やつれた表情。その姿を見るなり、浩子被告は大粒の涙をボロボロと流した。

 先月4日の初公判では、娘に使用人のように扱われる夫婦の異様な日常が明かされた。事件後も“瑠奈ファースト”は変わらなかったようで、修被告はこの日、瑠奈被告に事件を起こした動機を尋ねなかった理由について「本人が言わないことを、こちらから尋ねることは、頭にありませんでした」と証言。通報しなかったことには「警察に突き出すのは、娘を裏切る行為」と話した。

 瑠奈被告は18歳ごろから「瑠奈」と呼びかけると「その子は死んだ」と言い、自らを「シンシア」「ルルー」と名乗り始めたという。

 第3回公判は8月30日の予定。

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