オバマ氏、バイデン氏大統領選の撤退受け声明「最高級の愛国者」トランプ氏再選は「危険」

2024年07月22日 09:05

社会

オバマ氏、バイデン氏大統領選の撤退受け声明「最高級の愛国者」トランプ氏再選は「危険」 — バラク・オバマ氏（AP） Photo By スポニチ

　バラク・オバマ米元大統領（62）が21日（日本時間22日）、米文章投稿サイト「Medium」を更新。11月の米大統領選で再選を目指した民主党のジョー・バイデン大統領（81）が同日選挙戦撤退を発表したことを受け声明を発表した。

　「バイデン大統領の表明を受けて」と題された投稿では「ジョー・バイデンは、アメリカの最も影響力のある大統領の一人であり、私にとっては親愛なる友人でありパートナーです。今日、彼が最高級の愛国者であることを、再び思い出させてくれました」と切り出した。

　「大統領に就任してから、バイデン大統領は何度もその人柄を示してきました」とこれまでのバイデン氏の大統領としての実績を評価。コロナ対応や、雇用創出などに触れた。続けて「それ以上に、バイデン大統領は、ドナルド・トランプの政権が特徴づけた4年間の混乱、虚偽、分裂から私たちを遠ざける道を示してくれました」とつづった。

　さらに「もしドナルド・トランプを再びホワイトハウスに戻し、共和党に議会の支配を許すならば、危険にさらされるでしょう」と警鐘。

　また、「ジョーが戦いから逃れたことは一度もありません」とした上で、今回の決断について「彼の人生で最も厳しい決断の一つに違いありません。しかし、その決断を下すのは、それがアメリカにとって正しいと信じているからだと私は知っています。それはジョー・バイデンの米国への愛の証であり、真の公僕が再び自分の利益よりもアメリカ国民の利益を優先している歴史的な例であり、後の世代の指導者が見習うべきものです」と力を込めた。

　最後にオバマ氏は今後は簡単なものではないとしつつ「私たちの党の指導者たちが優れた候補者が現れるプロセスを作り出すことができるという確信があります」と期待を込めた。