長崎出身の森保監督 日本被団協のノーベル平和賞受賞に「平和について今一度考えてもらえる機会に」

2024年10月12日 17:20

社会

長崎出身の森保監督 日本被団協のノーベル平和賞受賞に「平和について今一度考えてもらえる機会に」
サッカー日本代表の森保監督 Photo By スポニチ
 サッカー日本代表の森保一監督(56)は12日、日本原水爆被害者団体協議会へのノーベル平和賞授与に関して日本サッカー協会を通じてコメントした。
 森保監督は「今回のノーベル平和賞受賞は素晴らしいことであり、心からお敬い申し上げます。日本原水爆被害者団体協議会の皆様の長年のご努力がノーベル平和賞という形で報われ、本当に嬉しく思います。被爆者の確固たる信念と精神は、日本のみならず世界中の核軍縮運動への意識を促進する原動力となっていると私も信じています」とコメント。

 続けて「この素晴らしい受賞をきっかけに、日本から世界平和を願う一人の人間として、平和について全ての人に今一度考えてもらえる機会になれば良いと思いますし、我々サッカー日本代表もサッカーを通してスポーツができる平和の意義を体現していきたいと感じます」と決意を示した。

 ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2024年のノーベル平和賞を日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会(被団協、東京)に授与すると発表。「核兵器のない世界の実現に向けた努力」を評価した。

 森保監督は静岡県掛川市で生まれ、小学1年から長崎県長崎市で育った。1987年に長崎日大高から当時日本リーグ(JSL)だったマツダ(現広島)に加入。指導者としても12年から17年途中まで広島を指揮した。長崎、広島の2つの被爆地と縁が深いことで知られている。

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